藤沢周平の名

 藤沢周平の名を知ったのは1990年代で、それも、知り合いの紹介がキッカケでした。
それまでは、学生時代の芹沢幸治良、松本清張、五木寛之、サラリーマン時代は司馬遼太郎の読書に熱中してましたので、時代小説とは全く縁のない読書傾向でした。

司馬遼太郎は、おそらく歴史小説、あるいは歴史ジャンルという範疇だろうと今でも思っています。

司馬遼太郎の好きな理由は、小説の中に時代の社会表現に、経済史、風俗、文化史的視点を巧みに組み合わせた立て付けが自分にとっては、フレンドリーというか、相性がよかった記憶していまが、キッカケのほとんどは誰かの紹介か、寮生活した時代は、寮生が愛読していた本に触発されてそれを読み始め、それでお気に入りなれば、集中的に、つまり愛読書という範疇に変化しただけのことでした。

紹介された藤沢周平の世界は、モロの時代小説で、現代小説の社会背景がそっくり江戸時代に置き換えたような構成になっており、人物や状況の微細な表現に戸惑いを感じ、あまり興味が湧かない対象でした。

昨夜、偶然動画の朗読コンテンツのサムネイルがスマホのyoutubeホーム画面に露出し、そこには、藤沢周平、山本周五郎、池波正太郎の文字があります。

おそらく、台湾に来てから、時代テレビドラマが好物になり、この数ヶ月は、剣客商売、御家人斬九郎、鬼平犯科帳のシリーズものを視聴してたので、そうしたデータがアルゴリズムでヒットしたものだということはすぐにも解ります。


朗読者によって、微妙にニュアンスが変わりますが音声情報で認識する日本語の朗読は日本語の情感と風景が見えるような繊細な状況感がつたわり、驚かされました。
今まで、朗読を楽しむという趣味とは全く疎遠でしたが、昨夜というより、未明の睡りがけに、藤沢周平の「三年目」山本周五郎「おたふく」を視聴してその世界に魅力にとりつかれました。

自分の経験では、時代ものジャンルの小説は、完全に、歴史系が圧倒的で、


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